会社案内
Corporate Profile
会社概要
About
会社名 | 株式会社第一ホテル |
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本社所在地 | 〒080-0263 北海道河東郡音更町十勝川温泉南12 |
TEL | 0155-46-2231 |
FAX | 0155-46-2238 |
URL | https://daiichihotel.com/ |
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代表 | 代表取締役社長 杉本 浩章 |
設立 | 1957年4月 |
資本金 | 50,000,000円 |
事業内容 | 十勝川温泉 第一ホテル 豊洲亭・豆陽亭/十勝川温泉 三余庵/アロマテラピーサロン ラフィーネ/十勝川温泉ベーカリー/よりみちベーカリー |
社員数 | 162名(2023年3月現在) |
十勝川温泉の歴史
History
豊洲の
志が築いたもの
彼の名は、林 豊洲。
後に第一ホテルの社長となる林 文昭の祖父であり、
昭和初期、十勝川のほとりに眠る湯の力に着目した先駆者です。
昭和6年、誰も手をつけていなかった地に自らボーリングを行い、
ついに温かな湯脈を掘り当てました。
翌年には十勝川温泉ホテルを建設。昭和9年には「観月」を建て、
多くの人々を迎え入れる温泉地の礎を築きます。
その前段として、昭和5年には然別湖畔に十勝初となる温泉ホテル
「光風館ホテル」を開業しており、彼の温泉開発への情熱は一貫していました。

やがて、温泉地にとどまらず、観光資源としての十勝全体を見据えるようになります。
新聞社(十勝毎日新聞)の経営と並行しながら、東大雪地区を国立公園へ導き、
狩勝峠を「新日本八景」に選ばせるなど、その手腕は十勝の未来に大きな影響を与えました。
戦争という避けられぬ時代の中で一部の施設は手放すこととなりましたが、
その精神は受け継がれ、現在の「十勝川温泉 第一ホテル」へとつながっています。
今、十勝川温泉の入口と然別湖畔に静かに佇む顕彰碑は、林豊洲の志と挑戦の証。
このホテルの一歩一歩には、地域とともに歩んだ「はじまり」の記憶が息づいています。
十勝川温泉の
はじまり
まだ、十勝の大地が静かに息づいていた時代のこと。
明治7年、一冊の記録に「音更川湯」という名が現れました。
河東郡に湧き出るその泉の質はまだ知られていませんでしたが、人知れず温もりを湛えたその土地は、葦が生い茂る湿地帯で、小さな沼のあちこちから生ぬるい湯が湧き出していました。
冬でも凍ることのないその場所は、鳥や獣たちの休息の場となり、
アイヌの人々の間では「薬の湯」と語り継がれていたのです。
時は流れ、明治33年。一人の男、依馬嘉平がその湯を木の箱に引き込み、
湯を沸かして近隣の人々と分かち合いました。
これが、十勝川温泉の最初の一歩となります。
大正2年。温泉の価値に早くから気づいた本別の前田友三郎が手掘りで掘削を行い、
30~36℃の温泉が姿を現します。彼はそこに二階建て70坪の豪華な旅館を建て、
本格的な温泉経営を始めました。これが現在の「笹井ホテル」の原点です。

昭和3年には、雨宮駒平が機械による掘削で42℃の豊富な湯脈を掘り当て、
小樽新聞でも大きく報じられました。当初「下士幌温泉」と呼ばれていたその湯は、「雨宮温泉」、そして昭和初期には「十勝川温泉」と名を変え、確かな歩みを進めていきます。
昭和9年頃には、「笹井旅館」、「雨宮館」、「十勝川温泉ホテル」、「観月」と4つの温泉宿が並び、小料理屋や土産店もでき温泉街の形が整っていきます。帯広からはバスも運行し、十勝川の対岸には渡船でいつでも行き来できるようになりました。
戦争という時代の荒波は、この温泉郷にも影を落としましたが、
戦後の復興とともに、再び湯けむりは立ち上ります。
昭和25年には帯広で開催された「全国レクリエーション大会」で宿泊施設として選ばれ、
昭和29年には両陛下が「十勝川温泉ホテル」にご宿泊されるという名誉に輝きます。
その名は一躍全国へと広がり、観光ブームの波に乗って、
十勝川温泉は大きく発展していったのです。
このぬくもりの物語は、今も湯の音とともに語り継がれています。
十勝川のほとりに広がるこの温泉郷で、歴史に触れるひとときをぜひお過ごしください。


豊洲亭・豆陽亭の沿革
昭和30年 | 現在地で温泉を増掘、43℃の温泉噴出 |
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昭和32年 | 現在地において、有限会社十勝温泉クラブを設立創業。代表取締役に林克己就任/木造モルタル一階、延べ床面積486㎡・客室10室でスタート |
昭和34年 | 475㎡増築(客室8・広間1) |
昭和36年 | 有限会社第一ホテル登記、286㎡増築(客室9室) |
昭和37年 | 222㎡増築(客室8室) |
昭和44年 | 347㎡増築、(客室7・ホール・売店を拡張) |
昭和48年 | 第二泉源を掘削、45℃300ℓ/分の温泉を確保 |
昭和51年 | 株式会社第一ホテルに登記 |
昭和52年 | 1964㎡ 鉄筋5階(客室23室・ロビー大浴場) |
平成2年 | 4860㎡ 鉄筋5階(客室71室・ロビー大浴場) |
平成4年 | 和風館 豊洲亭及びコンベンションホール「白鳥」完成 |
平成12年 | 本館全室改修、3室露天風呂付客室へ改修 |
平成18年 | 「レストラン木もれび」オープン |
平成19年 | 本館から豆陽亭にリニューアルオープン/本館から豆陽亭客室78室リニューアル/露天風呂付客室9室に増 |
平成23年 | 豊洲亭 温泉露天風呂付き洋室に24室改装 豊洲亭3階にプレミアムラウンジ完成 |
平成24年 | 「倶楽部ダイニング十勝」「鉄板焼 樹氷」オープン |
平成27年 | パン工房「十勝川温泉ベーカリー」新設 |
平成28年 | キッズプレイルーム新設/ガーデンスパ十勝川温泉内に「よりみちベーカリー」出店/大浴場 に庭園露天風呂 「森の清流・滝壺の湯」完成 |
平成29年 | 創業60周年/「足湯テラス はるにれ」新設 |
大自然に囲まれた十勝で、
これからを共に。
旅の思い出がずっと温かく包まれるよう、十勝の自然や文化の魅力を生かし、
心に残る体験を届けるために、より喜ばれるおもてなしを追求する仲間を募集しています。